自分が何者かなんてぜんぜん知らない

自分はいったい何者か?
この問いに囚われてしまうと、何もできなくなってしまう。

デヴィット・ボウイは、あるときこう言った。
「自分の正体を知ろうとなんてしなかったよ。
  そんな自問をやめればやめるほど楽になった。
 自分が何者かなんて全然知らないし、
 それですごくハッピーなんだ」
ー自意識と創り出す思考 ロバート・フリッツ著より

あのスーパースター、デヴィット・ボウイですら、そうなのだと。

中小企業診断士になって、経営者になって、多くの企業から仕事をもらい報酬をいただいて、
何者かになれたような気がする。
しかし、「自分がいったい何者か」という問いには、いまだに答えることはできない。
そしてきっと答える必要もない。

「本当の自分」というものはどこにもなく、
他者との関係性毎に異なる自分があるだけだという「分人主義」の考え方に出会ってから、
この答えのない問いに頭を悩ませることもなくなった。

「自分は何者か」と悩むよりも、「自分は何をできるか」に集中した方が、
幸せな人生を送れると思う。

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