情報という踏み切り板

一人だけ抜け出すイメージ

ゼロからの創造はできない。

「アイデアのヒント」ジャック・フォスター著に、ある広告代理店の社長の言葉が載っている。

「どんなに創造性の豊かな人であろうと、何もないところから素晴らしいアイデアへとジャンプできるわけではない。やはり、情報という踏み切り板が必要だ」

いわゆるアイデアマンは、たくさんの情報に触れている。無駄なものがほとんどだろう。でも、その中からいまの自分が抱える課題の解決につながる素晴らしいアイデアが見つかる。

自分の頭の中でぐるぐると思考をめぐらすぐらいなら、本屋に行こう、人と話そう、いつもと違うことをやってみよう。
素晴らしいアイデアへ導いてくれる、情報という「踏み切り板」は、思わぬところに隠れている。


この本でも言及されている、ジェームズ・W・ヤングの「アイデアのつくり方」も名著ではあるけれど、「アイデアのヒント」の方がわかりやすい。アイデアが出せずに悩んでいる人は、まずはこの本を読むことをお薦めする。

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