こだわりをなくせ

私は職人気質なところがある。他人からしたらどうだっていいような、
些細なこだわりを大量に持っているし、なんでも最初は自分でやらないと、なんか落ち着かない。

そのこだわりがあったから、SEとしての大量の勉強にも耐えられたし、
中小企業診断士の資格も短期間で取得できたのだと思う。

しかし、そのこだわりは、経営者としては弱点となってしまう。
社員に仕事を任せることができなければ成長はしない。
その社員個人も、会社の事業規模も。

こだわりというのは現代ではポジティブに使われる。こだわりの一品とか。
しかしちょっと前までは「物事にこだわる頭の固い人間」というように、ネガティブな使われ方をしていた。

「こだわり」も使いどころなのだろうと思う。
こだわりが有効な場面と、逆に足を引っ張る場面。それを見極める。

個人として活動していた昔は前者の比率が高かった。
そして、経営者として活動している今は、後者の比率を高めていかなければ、先はなくなる。

「自分がやった方が(短期的には)早い」「社員にやらせると、100%満足できるアウトプットは出てこない」と言う思考の誘惑?に抵抗するのはとても難しい。
とはいえ、こと当社に関してはこの考え方は誤解だし、欺瞞だ。
当社の優秀な社員は「やらせてみたら、その方がむしろ早かったし、品質もよかった」というケースが多い。
これは経営者としては幸せな状態だ。むしろその幸運をフル活用できていない自分の器の狭さが悲しい。

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