もういちど、5W1H(3) 場面・状況

(再掲)6W4Hを分類すると

6W4Hはおおまかに①背景・理由の説明である「なぜ」、
②場面・状況・対象の説明である「いつ」「どこで」「だれが」「だれに」、
③出来事や解決策の説明である「何を」「どうやって」「いくらで」「どれくらいの期間で」「どれくらいの量」の3つに分類できる。

②場面、状況(いつ、どこで、だれが、だれに)

「なぜ」出来事が起きたのかがわかり、
かつ「なぜ」それを伝える必要があるのかが決まれば、
次に場面や状況の説明を行う。「いつ」「どこで」「だれが」「だれに」の4要素だ。

○いつ(When)

何月何日何時に発生したことなのかを明確にする。
また、頻度の情報も添える。それが過去のある時点で発生したことなのか、
それともずっと続いていることなのか。今はもう解決しているのか、それとも現在進行形で発生しているのか。
週に一回、月に一回など法則性があるのか、発生するタイミングはまったくわからないのか。

○どこで(Where)

出来事が発生した場所を記載する。
例えば本社で起きたのか支店で起きたのか、はたまた客先で起きたのかで対処方法が異なるはずだからだ。
また、「どこで」には時間の観点、つまり「どこから」来て、「どこへ」行くのかという情報も、伝える内容によっては重要になる。

○だれが(Who)

その出来事は誰が行ったのか、責任者は誰か、関係しているのは自社の人間のみか、取引先や自治体の人間など第三者はどれくらい関係しているのか。

○だれに(Whom)

その出来事は、誰に対して行われた行為なのか。
また、その出来事が今後影響するのは誰か。
「だれが」と「だれに」の組みあわせを意識することは重要で、
社長が従業員に行えば問題ではない行動も、
従業員が取引先に行えば大問題になってしまう。

○現象の伝達と、伝達の対象を意識する

この4要素は、出来事を説明する際の基本的な情報として必須と言える。
さらに、「なぜ」と同様に一段上の視点から考えることも重要だ。
つまり、情報を「いつ」「どこで」「だれが」「だれに」伝えるのか、ということだ。
たとえば、「昨日、会議室で、部長が、社員に、パワハラ発言をおこなった」という事実があったとしよう。
これは出来事を説明していると言える。
この出来事を、いつ、どこで、だれが、だれに伝えるかによって、その意味合いは変わる。
夜に居酒屋で社員が友人に伝えるのと、翌日に職場で被害を受けた社員がコンプライアンス室の社員に伝えるのでは、その意味や重要性はまったく変わってしまう。

出来事はいわば「コンテンツ(内容)」だけれど、それを伝える「コンテキスト(文脈)」によって毒にもクスリにもなる。

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