孤独に耐えられなければ

孤独に耐える、これが経営者にとって大事な能力だとずっと思っている。

役員も社員も外部のコンサルタントも占い師も、自分に代わって会社の何かを決めることはできないし、責任を取ることもできない。
(決めたフリをしてくれる、責任を取るように見せかける、そんな人はたくさんいる)

結局は一人だ、誰も自分の代わりはできない(これは別に驕りでもなんでもなく、単にその立場には自分しかいないというだけだ)、
そう思えて、健全な意味で諦めること、覚悟を決めることができるかどうか。
そしてそのどうしようもない孤独感の中で、精神を病まずに淡々と意思決定を行い、業務を続けることができるかどうか。

これができない社長もたくさんいる。
彼らは社員とまるで友人のように仲良くなろうとする。
異業種交流会に精を出す(それが悪いわけではないけれど)、
仲の良い友人を役員にする、家族を雇用する。
管理職を増やす、多数決で物事を決めようとする。

自分の責任を薄めたいから。
一人で決めて、全ての責任をとるのが辛いから。
孤独に向き合いたくないから。

手元のお金が寂しくなってくると、
業績が思うように行かないと、
自分の思う通りに物事が進まないと、
社員が何を考えているのかわからなくなると、
世間の風当たりが強くなってくると、
孤独に耐えることが難しくなっていく。

だから、そんな状態を作ってはいけない。
孤独な意思決定ができない状態を。

十分なキャッシュ、満足のいく業績、十分に練られた計画。
社員とのコミュニケーション、世間の流れを読む力。それらを失わぬよう日々努力する。
孤独と向き合い、正しい(少なくとも正しいと思える)意思決定をするために。

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