仮眠の価値

仕事中に仮眠を取ってもいい、
むしろ積極的に取るべきだ。

眠気を抑えて仕事をするよりは、
30分の仮眠を取ってすっきりした
気持ちで仕事に向かう方が、
全体の効率は上がるはずだ。

仮眠は、集中力や記憶力など、
脳のパフォーマンスを全般的に改善します。
アメリカのNASAの研究によると、
26分の仮眠によって、
仕事効率が34%アップ、
注意力が54%アップしたそうです。

ー「神・時間術」より

厚生労働省が出している
「健康づくりのための睡眠指針2014」
には、こうある。

8-4午後の短い昼寝で眠気をやり過ごし能率改善

毎日十分な睡眠をとることが基本ではあるが、
仕事や生活上の都合で、夜間に必要な
睡眠時間を確保できなかった場合には、
昼間の仮眠が、その後の覚醒レベルを上げ
作業能率の改善を図ることに役立つ可能性がある。

ただし、必要以上に長く寝すぎると
目覚めの悪さ(睡眠慣性)が生じるため、
30分以内の仮眠が望ましいことが示されている。

このブログでも、仮眠の効果について
これまで何回か記事を書いてきた。

自分の例で言えば、30代後半頃から、
徹夜仕事をした後は、
翌日のパフォーマンスが
劇的に落ちてしまうようになり、

「徹夜で仕事をする」という
緊急手段が使えなくなった。

仮眠もそうだが、適度に眠った方が
トータルの効率は上がる。

まだ30代初め、コンサルティング会社に勤めていたころ、
睡眠時間を削ってなんとか仕事を片付けようとしていた私に、
同僚が「まずは起きている時間の作業効率を上げることを考えるべきじゃないですか」と
言い、なるほどその通りだな、と納得したのを覚えている。
#その同僚は、今私が取締役を勤めている(株)VIコンサルティングの社長だ。

当社の従業員にも「眠たければ業務時間中でも寝ていい」と
伝えているし、自分もそうしている。

目の前の30分ではなく、一日の労働時間内にどれだけ仕事ができるか。

一見遠回りに見える道が正解、ということもある。

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