寂しい谷を一人で渡る

吊り橋

1970年代の小説「禅とオートバイ修理技術」を読んだときに気になった一節。
もとは賛美歌の歌詞らしいが、原文は見つけることができなかった。

あなたはその寂しい谷を渡らなければならない
あなたは自分一人でその谷を渡らなければならない
誰もあなたに代わって渡ることはできない
あなたは自分一人でその谷を渡らなければならない
  - ロバート・M・パーシグ著「禅とオートバイ修理技術」下巻 文庫版337p

経営者は、一人で「寂しい谷」を渡る。渡り続ける。
明確な答えはない。自分で考えて、決めて、その結果責任は自分で取る。

誰も経営者に代わってその谷を渡ることはできない。

経営コンサルタント(中小企業診断士)の私は、谷を渡ろうとする経営者を後ろから眺め、応援することしかできない。歯がゆいこともあるけれど、それが私の職業だ。
一緒に谷を渡りたいのなら、共同経営者にでもなるしかない。

せめて、谷を上手く渡れるためのテクニックや道具を十分に持たせた上で、笑って送り出したいと思う。

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