「戦略策定ができます」の無意味

中小企業診断士あるあるだと(個人的には)思っているのだけれど、
事業分野に「経営戦略策定」と記載しがちだ。
私もそうしている。

同業者のプロフィールを見ると、これまた判を押したように(脱ハンコによりこの表現もいずれ消えるのだろうか)、そう書いてある。

中小企業診断士として独立してもう10年以上経つけれど、
我が社の経営戦略を策定してくれという依頼を受けたことは一回もない。

ほとんどの中小企業はもっと短期的・具体的な悩みを抱えている。
販売だったり資金繰りだったり、従業員の問題だったり社内システムの問題だったり。
戦略ではなく戦術レベルで悩んでいるのだ。まずは目の前の具体的な課題を解決しないと、戦略なんて抽象的なことを考える余裕はない。

皆が「戦略策定」ができるのならば(本当に顧客が満足いくレベルで策定できるかは別として)、差別化要素ではないのに、つい書いてしまうのは、抽象的でなんとでも解釈できるからだろうか?
私もなんだかんだ言って、名刺の裏にはずっと「経営戦略策定」と書き続けている。

関連記事

  1. 業務フロー

    どのフェイズの話をしていますか

  2. 統計の読み方(1)_入力編

  3. 適応と最適化の果てに

  4. 救命浮き輪

    恩返しと、その終わりの話

  5. 疑問を解決する、壊す

    水曜日の午後は事務所に居ようか(オフィスアワー)

  6. リーダーシップは前を、マネジメントは後ろを

最近の記事

カテゴリー

読書記録(ブクログ)