目の前の相手が言っていることは、「事実」だろうか、それとも「意見」だろうか?
事実であれば、データの裏付けがある、誰に聞いてもほぼ同じ答えが返ってくるといった特徴があるだろう。
意見であれば、データとは関係なかったり、話す人、聞く人によって内容が異なってくる。
ヒアリングの際、その内容が「事実」か「意見」かの切り分けはとても重要だ。
声の大きい人の「意見」に流されると、全体最適でない、検討違いの解決策を提案してしまう。
事実を見極めるために、裏付けを取ると共に複数の関係者から話を聴き、物事を立体的に見るように気をつけなければならない。
「Aが問題だ」「ならばAを解決しましょう」では、経営コンサルタントとは言えない。
本当の問題は、見えにくいところで息を潜めている。