意見を「ストーリー」という包装紙で包む

人は、人の考えを聞きたいわけじゃない。
考えをいくら理路整然と述べたとしても、
「面倒な奴だな」と嫌がられてしまえば、
相手を説得できない。

それならむしろ、自分の意見を「ストーリー」
という名の包装紙で包んで述べた方がいい。

自分が体験したエピソードから始める。
意見を補強するような生き生きとした事例を話す。
複雑な意見を、単純で、人に伝えやすいメッセージに要約する。

目的はなんだろう?
理路整然と話して自分の有能さをアピールすることではない。
誰かに意見を(なるべく正確に)伝えること、
そして、何らかの行動を取ってもらうこと。
それがビジネスにおけるコミュニケーションの目的だ。

そのための手段として、ストーリーという包装紙はとても有効に使える。

何かの本で見た言葉。

「人は人の話を聴きたいのだ。人の考えはあまり聞きたくない」

まったくその通りだと思う。
「考え」をそのまま伝えるのではなく、
「話(ストーリー)」という包装紙で包んで、伝えてみよう。
包装紙が綺麗だったら、あなたの意見も通るかもしれない。

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