日記アプリ「Day One」による過去の強制振り返り

手帳とコーヒー

毎日ではないが、日記をつけている。

日記というよりも、思考のメモ、と言った方がいいかもしれない。一日に何回も書くこともある。
思考のうち、やるべきことが既に決まっているものはタスクリスト(以前紹介したオムにフォーカス)に記載し、もやっとしたものは日記アプリの「Day One」に記載するようにしている。

Day One | A simple and elegant journal for iPhone, iPad, and Mac.

スマートフォンでもPCでも使えるアプリで、写真や動画も貼り付けられる。また、日記を書いた場所も記録できる。
マークダウン記法という、見出しや箇条書きを簡単に作成するための記述法を使えるのも便利だ。

ただ、上記の機能であればいまどきのメモアプリでも代替可能だろう。このアプリはもう5年以上前から使っている。
なぜそれほど気に入っているかというと、「強制振り返り機能」(私が勝手に名付けた)があるからだ。

過去の同日、自分が書いた日記を振り返る

その日初めてDayOneを起動すると、「過去の*月*日の日記が5件あります」というようなメッセージが出てくる。
クリックすれば、例えば今日は2月10日なので、2013年や2014年〜2016年の2月10日に自分が書いた日記が表示される。

いわば、強制的に過去の自分の思考と向き合わさせられることになる。
過去の自分はこう考えていたのか、あのときは悩んでいたけど、いま思えばたいしたことではなかったな・・、今と同じ愚痴を言っている。この点に関してはまったく成長していないな・・など。

人間はどうしても過去を極端に美化したり、逆に極端に悲惨なものだったと考えたりしてしまいがちだ。
それは、今現在の思考で過去を眺めるからだ。日記は「当時の視点」で自分がどう考えていたを思い出させてくれる。

アプリのお勧めに頼らず自分で能動的に過去のログを眺めればいいのだが、忙しい身にはこの受動的に過去を振り返ることのできる機能はとてもありがたい。

ちなみに、このアプリが好きすぎてTシャツも買ってしまった。
「Dayone(デイワン)」と書いてあるのだが、妻からはローマ字読みされ「ダヨネTシャツ」と不本意な名前で呼ばれている。

関連記事

  1. どうしても眠れないシーンで(カフェロップ)

  2. ブログのネタがなくなる時は

  3. ピークエンドの法則〜重要なのは「頂点」と「終わり間際」

  4. タブレットを電車で眺める

    移動時間をどう過ごすか

  5. ナッジ(1)〜デフォルト設定の効果

  6. シャイな人のための記述式ブレインストーミング

最近の記事

  1. 言葉に力がある
  2. 2025.11.13

    2025年モデル
  3. 2025.11.11

    紅葉
  4. 2025.11.10

    勉強グセ
  5. ゼロの集合

    2025.11.07

    確実なゼロ
  6. シーシュポス

    2025.11.04

    責任の分散

読書記録(ブクログ)