持っている道具が金槌だけなら、全てのものが釘に見える

タイトルは誰かの箴言。出典は思い出せない。

これは、手元にある道具だけで判断してしまうことの戒めの言葉である。
金槌しかなければ、なんとしても金槌で問題を解決しようとする。結果、全てのものを釘として(金槌で解決できる問題として)処理してしまう。

道具というのは、何も物理的なものだけを意味するのではない。思考法やフレームワークといった抽象的なものを含まれる。

当たり前のことだが、あらゆるものごとを解決できる万能の道具は存在しない。
状況に応じて道具を持ち帰る必要がある。
なので、プロの道具箱にはあらゆる状況に備えて、たくさんの道具が入っているのだ。

コンサルタント業界に当てはめるのであれば、何でもSWOT分析やマーケティングの4Pで解決しようとしてはいけない、ということだ。

フレームワークなどの道具は現実をモデル化するものであって、現実をもっともよく記述できるフレームワークを使えばそれでよい。
現実を無理矢理にモデルと合わせようとすれば(つまり、金槌で釘以外のものを打とうとすれば)、間違った解決策を導き出してしまうだけだ。

なるべくたくさんの道具を用意しておこう。まずは道具箱の中身が充実していないと、思考の幅は広がらない。
そして、問題解決の際に手持ちの道具から状況に合わせて何を選ぶか、そこがプロの腕の見せ所かと。

関連記事

  1. 思考法その5〜叱れば成績が伸びる?【平均への回帰】

  2. ふかいことをおもしろく

  3. 何を書かないかを考える

  4. 「頻度」と「程度」の過剰な一般化

  5. ドミノ

    同意反復(トートロジー)に注意

  6. クリアな回答を

最近の記事

  1. 本棚
  2. 2026.01.22

    オーバー
  3. 2026.01.16

    古書を読む
  4. 2026.01.14

    税負担化
  5. 2026.01.13

    全知全能

読書記録(ブクログ)