経営者マインドの対価

私はこれまで従業員に「経営者のマインドを持って日々の仕事にあたってくれ」と
言った類の言葉は言ったことがない。
(少なくとも記憶している限りでは。社員に聞くと違った回答が返ってくる可能性はある)

書籍「一倉定の経営心得」にはこうある。

「一人一人が経営者」私はこういう言葉はきらいである。
このようなことを社員に要求する方が間違っているからである。(中略)
ろくな給料も出さずに、経営者の姿勢を要求するとは何事であるか。

多分、経営者は寂しいし、怖いのだ。重要な意思決定を単独で行い、すべての責任を自身で引き受けることが。
だから社員に「経営者」としての思考を求める。自分を助けて欲しいと願う。
でも自分と同じ給料は払おうとしない、不思議だ。

会社の方針を決定する際、皆の意見は聞くが、最終的な決定は必ず自分でやるようにしている。
決定が間違っていた際に責任を取るのは社員ではなく自分だ。たとえ何があっても。
「(社員の)お前がそう言ったからそうした、だから失敗したのだ、責任をとれ」と
言うような、恥ずかしいことを言うのだけはごめんだ。

もしくは社員に自分と同じだけの給料を払うとか?
いやそれでもダメだな。借金の保証人にならないと、真の意味で同一条件とは言えない。

関連記事

  1. 意見を変えられるように

  2. ものづくり補助金20次公募アナウンス

  3. あいつだけずるい

  4. 議論を終える際に忘れてはならないこと

  5. 歯車

    IT用語を経営に(1)〜リファクタリング

  6. いつものものがなければ

最近の記事

  1. 2026.03.12

    紹介の連鎖
  2. 2026.03.09

    AI配偶者
  3. 2026.03.06

    京都も古典も
  4. 2026.03.05

    出せない

読書記録(ブクログ)