恐怖のなかに生きていては

カルト的な人気を博した映画「ブレードランナー」。原作とはだいぶ違うが、また別の魅力がある。
原作だったか映画でだったかは忘れてしまったが、こんなセリフがあった。

「まさに恐怖のなかに生きているっていう経験じゃないか、これこそが奴隷であるってことだ」

恐怖はダメだ。萎縮して、緊張して、思考が鈍化して、物事を深く考えることができなくなる。
そして、安易な解決策に飛びつく、強い言葉で語る誰かを無条件に信用してしまう。

恐怖に打ち勝つことは非常に難しい。我々は2020年4月から今まで、恐怖に囚われ続けて、愚かな行動を繰り返している。

経営者として、従業員の恐怖をどうやって取り除くか、恐怖のない環境をどうやって用意するか、のびのびと働いてもらうためにはどうすればいいのか。
いつもそれを考えている。欲しいのは奴隷じゃないから。

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