先日、某都道府県の依頼を受けて、とあるIT系の補助金の審査委員を勤めた。
こういった公的機関からのお仕事をいただけるのは、自分の仕事が社会のためになっていると感じることができて単純に嬉しい。
また、ある意味で自分の能力の「お墨付き」をいただけたと、対外的にアピールできる(実際にどうかはともかく)というのも、マーケティング上非常に助かる。
私以外の委員の方は、公的機関の所長だったり福岡でも有名なシンクタンクの方だったり、はたまた大学の先生だったり。
民間の中小企業診断士として末席を汚させてもらうことになるわけだが、どうせなら汚すことを気にかけて萎縮するのではなく、価値のある汚し方をしよう。
そう思って、積極的に発言させてもらった。
審査する側の責任
審査を受けに来る中小企業からすれば、この補助金に採択されるかどうかで開発計画・事業計画が大幅に変わってくる。
審査する側の責任も重大だと身が引き締まる。
軽い気持ちではやれないし、自分の点数付けや発言には大きな責任が伴っていることを自覚して取り組んだ。
自身の学びにもなった
審査委員の皆さんは積極的に発言しており、中小企業への質問の仕方、切り口、議論の運び方、技術に関する知識など、横で聞いていて大変参考になった。
「なるほど、そういう視点があったのか」と、目から鱗が落ちるシーンもあった。
まだまだ勉強しなければいけないことだらけだ。
日々の仕事に追われていると、ましてや社長なんて仕事をやっていると、自分の不勉強さを忘れてしまうことがある。
これはいけない、まずい兆候だ。
楽しい仕事
先端技術を用いたアイデアに触れる、中小ベンチャーの熱意に触れる。
立派な業績を持ち深くて広い知識のある審査委員の方々と議論をする。
このことは単純に楽しい。
今後も依頼があれば積極的に引き受けたいと思う。