町の姿が変わる

コロナ閉店、福岡中心部で拡大 空き物件増加懸念  :日本経済新聞
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福岡でも立地条件のよい場所にある飲食店が閉店、という話。
記事は大手チェーン店だが、小さい店舗も相当数が閉店しているだろう。
仕事で付き合いのある某調査会社の方は「8月末で相当数の企業が事業をたたむ」と予想していた。

コーヒーショップを営む知人は、「緊急事態宣言による自粛期間を経て、人々の習慣が変わった」という。
出勤前に買うコーヒーはコンビニコーヒーになり、仕事帰りはまっすぐ帰宅するようになり、コーヒーを飲んでくつろぐ人も少なくなった。

短期の変化であれば元に戻るが、変化が長期にわたったため、習慣が変わりもう元には戻らないだろうと嘆く。

オフィスも同様だ。とあるIT企業は都心部にあった大きな事務所を閉鎖、完全テレワークに移行し、事務所は少し郊外に小さな場所を借りるだけとした。
東京の不動産屋からは、お洒落な内装のオフィス(おそらくITベンチャーが使っていたのだろう)の空き物件情報が毎週のように届く。

個人的にはテレワークには懐疑的だ。当社は基本出社、個人の事情に応じてテレワーク「も」選択できるというスタイルを取っている。
人間は皆、誰からの監視もない状態でもくもくと仕事ができるほど強くはない。もちろん、私も含めて。
とはいえ、企業としてはコスト削減になるのは事実だ。都心部の高い家賃、会社負担の交通費、福利厚生・・・、これらが削減できるのは確かに魅力的だ。

福岡にあれだけ居た海外からの観光客も途絶え、町を歩いていても外国語が聞こえることがめっきり少なくなった。
マスクを付けることが「常態」となり、付けていなければ白い目で見られる。

もはや誰も「これは一時的なもので、いずれ元に戻る」なんて、楽観的なことは考えていない。
この状態がずっと続くという前提のもとに、今後の方針を決めだしている。

町の姿が変わっていく、おそらく、大抵の人が歓迎しないであろう形に。
一消費者としては、混雑していないことは大変助かる、が、仕事柄どうしてもビジネスとして捉えてしまうので、これが維持できないだろうというのもわかる。

2019年の福岡の町を懐かしく思う。もうあの頃には戻れないのだろう。

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