住む場所を変えてみて

2002年から住んでいたアパートを引き払い、
同じ区内ではあるがより駅に近い場所に引っ越した。

大学を出てから大阪で3年、東京で2年働き、福岡に戻ってきた。
大都市での部屋の狭さと通勤地獄に辟易していたので、
当時勤めていた企業の福岡支社まで自転車で行ける範囲で住まいを探した。
その時にこのアパートを見つけた。

アパートの裏は公園で、窓も大きく日当たりも良い。
隣の住人も親切で、ときどき料理のお裾分けをもらったりもした。
なんだかんだで居心地がよく、16年も住み続けてしまった。
いままでの人生で一番長く住んだ場所だ。実家よりも。

16年の間には、中小企業診断士の資格取得、
コンサルティング会社に転職、その後独立、結婚、法人化など、
人生の節目となる様々な出来事があった。
住んでいる間に、仕事を3回変わったことになる。

新しい住居は駅に近く、通勤時間が短縮できそうだ。
繁華街からも徒歩で帰れる場所で、何かと都合がいい。

私も妻も、持ち家が欲しいという思いが薄く、
おそらくずっと賃貸暮らしを続けることになるだろう。
移動の自由を確保しておきたい、なるべく新しい家に住みたいというのがその主な理由だ。
まあ、そんなことを言いながら16年も同じ家に住んでいたのは、人間の活動において「慣性の法則」がどれだけ強力かの証拠だと思う。

企業活動も同様で、様々な「慣性の法則」に縛られている。
それに気付けるか、気付いたとして、不合理な部分を改善していけるか。
外部から口を挟む経営コンサルタント(中小企業診断士)の役割は、そこにある。

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