Kindle等の電子書籍が今ほどポピュラーでなかった頃、紙の書籍を裁断してスキャン、PDFデータにするという作業を「自炊」と呼んでいた。当時は自炊をテーマにしたプロブロガー(死語)もいたなと思い出し、今はなにをしているのかな?と検索してみたら、単なるアフィリエイトブログになっていた。「選択と集中」というが、選択した分野が丸ごと消失した場合はどうすることもできない。
私も当時は自炊をしていたが、最近はもう最初から電子書籍を購入するのでその機会も激減していた。そうは言ってもすでに絶版になった書籍(最近は戦後〜1950年代の本をよく読んでいる)やビジネス系の月刊誌など、電子書籍が存在しないものは残っており、時折それらをまとめてスキャンするくらいだった。(放置していると、本の重みで会社の床がどうにかなってしまうだろう)
生成AIの時代に、再度自炊が脚光を浴びそうだ。Notebook LMというGoogleのAIサービスは、書籍のデータを読み込んでその内容をベースに対話ができるという優れたものだが、読み込ませる「元のデータ」が問題になる。電子書籍のセキュリティを解除してPDFやEPUBに変換したり、すべてのページのスクリーンショットを撮るのは違法だ。一方、紙の書籍を自炊してPDF化し、個人の範囲で利用するのは適法(一部著作権者が反対している場合を除く)。NotebookLMにいずれ読み込ませるのなら、電子よりむしろ紙で購入した方がいい。
紙で購入>(必要に応じて)紙で読む>自炊(PDF化)>Notebook LMに読み込ませる>(必要に応じて)PDFで読む
というフローになるのかなと考えている。読むタイミングは本の内容によるかな。
自炊代行のサービスはまだ生き残っていた。ここに依頼すれば、自炊もそれほど苦にならない。Amazonで購入した書籍を自宅ではなくこのサービスに直送、PDFのみ送られてくるという方法もあるようだ。
BOOKSCAN(ブックスキャン) 本・蔵書電子書籍化サービス – 大和印刷
https://www.bookscan.co.jp/
まさか再び自炊をすることになるとは。












