専門家はゴールを与えてくれない。プロセスに力を注ぐ

専門家に「ゴール」や「目的」を求めてはいけない。

専門家はゴールを示さない

経営コンサルタント(中小企業診断士)は、経営者に変わって「会社の目的」を定義してはくれない。
いくらコンサルをしても、経営の手助けをしても、最終の責任を取るのはコンサルではなく経営者になる。
コンサルが経営者の代わりに借金を肩代わりしてくれるわけではない。取引先や顧客にミスを謝ってくれるわけでもない。

逆に言えば、経営者としてはコンサルに「会社の目的」まで指示されたら「じゃあお前が経営しろよ!」とイヤミの一つでもいいたくなるだろう。

専門家は、プロセスに力を注ぐ

では、経営コンサルタントとは何をしてくれるのか?
私は「目的達成の可能性を少しでも上げるために、プロセス(過程)に力を注ぐ」のがコンサルだと定義している。

ゴール(目的)を決めるのは、あくまでリスクを取っている経営者自身だ。
報酬だけのリスクしか取っていないコンサルタントではない。

その目的はもしかしたら達成が難しいものかもしれない。その時、コンサルとして「目的の達成がいかに難しいか」という助言はするだろう。
でも、それでも経営者はその目的を達成したいと言う。そしたらどうするか?

目的を諦めさせる?コンサルに事業の提案をすると「そんなの無理だ」と頭ごなしに否定された、という経験を持つ経営者は少なくないだろう。

私は、それは違うと思っている。
コンサルは予言者ではない。事業の成功失敗を見通せるわけがない。

いかに困難であろうと、それは経営者が人生をかけてやりたいと思っていることなのだ。
ならば、経営コンサルタントは、その専門知識と経験・人脈をフルに活かして、その困難な目的を達成するために、プロセスの構築・改善に全力を注ぐべきだろう。

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