たった一つの敗北

たったひとつの敗北を決定的な敗北と取り違えてはいけない。
スコット・フィッツジェラルド「夜はやさし」より

当社は中小企業の補助金申請支援をしている。
残念ながら依頼してくれたクライアントを100%採択させることはできない。
不採択は必ず出てくる。勝ち負けというのは少しおかしいのかもしれないが、敗北とも言える。

昔はこれが結構精神にダメージを与えていた。当社を信用して任せてもらったのに成果を出せない不甲斐なさ。
白黒が明確になる補助金申請支援という仕事を嫌う経営コンサルタントも少なくない。

最近はもう慣れてしまった。
慣れるというか、どんなに努力をしても、技術を極めても、そういうものだという境地に至った、といった方がいいかもしれない。
審査員も人間で、ミスジャッジもあるだろう。それは1度不採択だった申請書が、次回の公募にほぼ何も変更せずに受かってしまうケースが複数あることからも明らかだ。

たったひとつの敗北を決定的な敗北と勘違いして、挑戦することそれ自体をやめてはいけない。
クライアントには次の公募がある。当社は気持ちを切り替えて、引き続きそれを支援することができる。

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