情報は小出しに

情報交換の際には、いきなり全てをさらけ出してはいけない。

「会議やプレゼンで発表をする時にやっちゃいけないことが何だか知ってるかい。
 一番は、自分の用意している情報を全部先に発表しちゃうことだよ」

「まずいんですか」

「質疑応答の時に答えることがほとんどなくなる。
 何かの感想を言い合う時もそうだね。
 先に全部出すと、後で出すものがなくなるし。
 しかも、自分から率先して発表したものよりも、
 他人から問われて、すぱっと回答してみせた方が
 『できる』と思われる」

  ー 伊坂幸太郎「火星に住むつもりかい?」より

聴き手の知りたい情報を話す。ただし全ては話さない。
聞かれてから回答した方が効果の高い情報もある。
相手から聞かれなかったら、「そういえば、大事なことを忘れてました」と
こちらから持ち出せばいい。

引用にあるように、最初から全ての情報を出してしまうと、
その後のコミュニケーションが続かない。

聴き手の状況、知識レベルに併せて、情報の出し方を微調整していけるのが、
よいコミュニケーションなのだろう。

情報交換をしたいと来る人は、たいてい情報を持っていない。

余談になるが、「情報交換をしたい」と言ってやってくる人が
たいてい情報を持っておらず、交換ではなく一方的な提供になってしまうのは何故だろう?

本当に持っているのなら、その情報とやらを「チラ見せ」でもしてくれれば、
こちらも対応しようがあるのだが。

関連記事

  1. 経営理念は無理に作らなくてもいい。それは、自然に現れるもの

  2. コンサル会社の「限界利益」

  3. リーダーシップは前を、マネジメントは後ろを

  4. 企業の「基礎疾患」

  5. 散歩にはちょうど良い

  6. 検索

    自分に合った中小企業診断士を見つけよう

最近の記事

  1. 本棚
  2. 2026.01.22

    オーバー
  3. 2026.01.16

    古書を読む
  4. 2026.01.14

    税負担化
  5. 2026.01.13

    全知全能
  6. 2026.01.09

    実社会の方が

読書記録(ブクログ)