H30年2次補正予算、ものづくり+IT+持続化で1千億円以上を要望

2018年11月7日付けの日刊工業新聞に以下の記事が掲載されています。

経済産業省・中小企業庁が、11月6日に補正予算案を自民党に提出したとのことです。

すでに1次補正予算は国会を追加していますので、
これは年末に閣議決定、1月末頃に国会通過が予想される2次補正の話です。

1次補正予算は、主に災害復興目的となっています。2次補正予算についてはまだ経済産業省HPにはアップされていません。

さて、記事を読むと、経済産業書・中小企業庁は、
ものづくり補助金、IT導入補助金、持続化補助金の3つの補助金を
中小企業向けの生産性向上支援策として位置づけており、
これらに最低でも1000億円程度の予算が必要と主張しているようです。

2018年(平成30年)との比較

まだ正式な数字ではなく、今後も各省庁や与党との調整が入るとは思われます。
ちなみに、今年(平成30年に実施された、平成29年補正予算のことです。ややこしいですね)の各補助金の予算額は以下の通りです。

補助金名称 平成30年(平成29年補正)予算額
ものづくり補助金 1,000億円
IT導入補助金 500億円
小規模事業者持続化補助金※ 120億円

※他の施策も含まれている金額であり、全額が持続化補助金に使われたわけではないようです。また、二次募集は西日本豪雨等の被災地のみで実施されました。

考察

上記の金額を全て合計すれば1,620億円となります。
ただし、IT補助金は昨年(H28補正)では100億円の予算でした。
今年は予算を5倍に増やしたものの、その消化率はいまいちであり、公募期間が延期されるほどですので、来期は減額される可能性が高いかと思います。

また、ものづくり補助金に関しては当初予算(平成31年本予算)でも100億円が計上されています。

仮に、IT補助金が昨年度と同じ100億円に減額され、持続化は今年の120億円を維持する・・・とすれば、ものづくり補助金の予算は
合計1,000億円(以上) – 100億円(IT補助金) ー 120億円(持続化) + 100億円(ものづくりH31本予算) = 880億円
となります。

仮定に仮定を積み重ねた計算で、根拠も曖昧ですが、来年のひとつの参考になればと。

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