毎年年頭には、各省庁のトップの「年頭所感」がウェブに掲載されます。
中小企業庁長官の年頭所感は以下の通りです。
[blogcard url=”http://www.chusho.meti.go.jp/soshiki/nentouShokan/2019Year.htm”]
4つのテーマ
今年のテーマは大きく4つあるようです。それぞれのテーマに合わせて補助金が用意されています。
1.事業承継
昨年より拡充された「事業承継補助金」および税制面での優遇措置があります。
今年も同様の制度が3月頃から始まる予定です。
事業承継を検討されている企業は、本制度を活用できます。
2.生産性の向上・働き方改革
中小企業・小規模事業者の皆さんが生産性を向上させられるよう、
「ものづくり・商業・サービス補助金」や「IT導入補助金」による
設備投資・ITツール導入支援、
「持続化補助金」による販路開拓支援等を行ってきました。引き続き切れ目なく支援を行えるよう、
支援措置を講じていきます。
生産性向上、働き方改革をサポートするために、
「ものづくり補助金」「IT導入補助金」「持続化補助金」を引き続き実施するとのこと。
3.消費税率引き上げ
消費税軽減税率対応のために、レジ・システム補助金が用意されていました。
こちらは軽減税率の導入が決まった数年前からある補助金なのですが、
今年は要件の緩和と補助率アップが行われ、より使いやすいものに変更されるようです。
あくまで軽減税率の対象となる商品を販売している事業者(スーパーなど)に限られますが、
レジやPOSシステムの更新に対して75%の補助が出ます。
4.自然災害
自然災害対策として、既に起きてしまったものへの対応は「グループ補助金」で、
予防措置としてはBCP(事業継続計画)の策定をサポートする制度を用意しているようです。
詳細は今後明らかに
いまはまだ断片的な情報しかありませんが、これから年度末にかけて各種補助金の公募が始まると思われます。
引き続きこのブログで情報提供を行っていきます。