記録であって、記憶ではない

写真は記録であって、記憶ではない。
なので観光地でバシャバシャ撮影ばかりしていないで、しっかりとその両の眼に焼き付けろ、と言われたことがある。
そう、記録と記憶は違う、でも記憶が無条件に優れているわけではない。

記憶は時が経てば曖昧になる。他の記憶と混ざり、全く異なる記憶に変質することだってある。
記録はそうはならない。切り取り方によって恣意的にはできるが、一度記録したものは、いつまで経っても、全く同じ形で残る。
そして、記録を見ていると、そこから記憶が蘇る。
おそらく、頭の中にだけ残していた時よりもくっきりとした形で。

スマホのカメラの性能アップも著しい、日常の用途ならそれで十分だ。
でも、やっぱり、ちゃんとしたカメラには叶わない。
仮に性能で追いつかれたとしても、私はカメラを使い続けるだろう。
これは実用ではなく、単なる趣味だからだ。

(写真は全てライカQ2で撮影)

関連記事

  1. カメラを構えて

  2. 桜と紅葉

  3. 猫と神社

  4. 撮影、カメラ、草原

    春の花

  5. 阿蘇、草千里

  6. 早めの桜

最近の記事

  1. 2024.04.26

    世間の評価
  2. バックアップ、プランB

    2024.04.23

    雨が降っても
  3. 2024.04.15

    メンテナンス

読書記録(ブクログ)