世界で最も使われているカメラは、iPhoneだそうだ。
Flickr: Camera Finder
キャノンやニコンを抑えて第一位。5位にはサムソンのGaraxyがつけている。
私が使っているオリンパスのカメラは6位。
カメラを趣味とする人間としては悲しい気もする。ファインダーを除いて撮影する行為は楽しいと思うのだが、
そのためにわざわざ重たいカメラとレンズ数個を持ち歩きたいか?と言われると、ほとんどの人はNOだろう。
常に持ち歩いているスマートフォンに、十分な性能のカメラが付属しているのだから。
音楽プレーヤー、カメラ、万歩計、電話、PDA・・・iPhoneを代表とするいわゆるスマートフォンが壊してきた市場はたくさんある。
人間は便利な方を使うという当たり前の話だ。性能は必要十分であればよい。
スマホアプリに対抗するには
私の職業である経営コンサルタントも、いつかはなにがしかの「スマホアプリ」に駆逐されるのだろうか?
もしそんな時代が来るとしたら、私にできる対処方法は二つある。
一つは専門を高めて、アプリでは模倣できないレベルのコンサルティングをやる。
カメラの市場は縮小しているとはいえ、プロ向けの高級機はまだ売れている。
(今のところ)スマホでは撮れない写真が撮れるからだろう。
私がもし誰でもできるようなコンサルティングをしていたら、ある日依頼がぱったり来なくなるかもしれない。
もう一つは、むしろアプリを作成し積極的に市場を破壊する側に回ることだ。
出身がITで技術知識が(多少古びているとはいえ)ある自分は、この選択肢も魅力的に感じる。
まあ、そんな簡単な話ではないだろうし、同業者からはさんざん嫌われることになるのだろうけれど。
何にせよ「今の状態が永遠に続く」と考えて何もしないことほど愚かなことはない。
起業11年目、何か新たな取り組みを始めてみよう。