個人としての撤退戦

「まだ若いものには負けんゾイ」って、言ってみたかった。先日見た映画に出ていた、俳優のトム・クルーズみたいになりたかった。

現実はそんなことはなく、老年期に入り頭の回転は鈍る、思考の質も速度も落ちた気がする。体力も落ちる、体の不調も出てくる。以前のように1日に大量の仕事をこなすことはもうできない。徹夜でもしようものならその先数日は頭がまともに働かない。生物としての基本的な能力が衰えていっているのを日々感じる。

ここからは撤退戦だ。自分の能力の低下を自覚しつつ、蓄積された知識や経験で思考力を補い、私より若い社員に活躍してもらうことで、組織としての総合点をマイナスにさせない、できればプラスにしたい。大勝ちを狙うのではなく、負けないように振る舞う。

現時点での自分の能力の正確な把握が必要だ。衰える自分を自覚するのはあまり気分のいいものではないが、自覚のないまま周囲に迷惑をかけるのもまた、気分が宜しくない。

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