ひどいゲームバランスだ

現実世界がゲームなのだとしたら、クソゲーだと思う。

初期設定が人によってだいぶ違う。生まれた場所、家庭、資産状況。
その後の成長にしたって、運任せの要素が強すぎる。
レベルアップしたかどうかは明確にはわからないし、
中ボスは誰かわからないし、ラスボスはいない。
老化によってレベルは下がっていく(レベルが下がるゲームなんてあっただろうか?)し、
病気や怪我は簡単には治らない、なかにはずっと治らないものもある。
そして、死んでしまっても「復活の呪文」は用意されない。

デヴィット・J・チャーマーズ著「リアリティ+(プラス) 上: バーチャル世界をめぐる哲学の挑戦」によれば、
現実とバーチャルリアリティは、厳密には区別をつけられないという。
我々の暮らしている世界は、より上位の存在が作ったシミュレーション環境かもしれない。
(鈴木光司の「ループ」という小説がそういう題材だった)

もっと面白いゲームが世の中にはいっぱい存在するのに、
クソゲーをプレイし続けなければならないというのは、それ事態が罰「ゲーム」のような気もする。
今日もベッドから起きて、昨日の夜にセーブしたところから、またプレイを再開しよう。

関連記事

  1. JIMTOF2022

  2. 制約理論(TOC)を意識した仕事の効率化(1)

  3. ピザ

    士業の商品、4つの切り口

  4. いつも何かに怯えている

  5. 数字は比較してこそ意味がある

  6. ちょっと検索してみれば

最近の記事

  1. レール、分かれ道
  2. 2024.05.07

    穏やかなるGW
  3. 2024.04.26

    世間の評価
  4. バックアップ、プランB

    2024.04.23

    雨が降っても

読書記録(ブクログ)