怒られない人生

人間、齢を重ねると、他者から怒られることが激減する。中年や老人がちょっと注意されただけでキレてしまうのは、怒られ慣れてないために、単なる注意なのにそれが自分の尊厳を大きく傷つけたと勘違いしてしまうからだろう。

齢を重ねた社長ともなると尚更誰からも怒られない。いや、注意すらされない。「私を誰だと思っているんだ!」みたいな発言とかしてしまう。怒られない生活はラクではあるのだけれど、自分で自分を怒るというか、律することができなければ、どこまでも堕落してしまう。会社の経営が不安定ならば堕落どころではないけれど、安定した経営ができていれば、社長の堕落は誰にも止めることはできない。自分以外には。

自己を完璧に律している素晴らしい社長もいれば、堕落の果てに全てを失ってしまった社長も、どちらも知っている。自分はできれば前者でありたいものだが、いささか心許ない。

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