自分を基準にして他人や物事を考えると、
たいていのことがうまくいかない。

「自分より遅いスピードで運転している人はバカだと思い、
自分より早いスピードで運転している人はスピード狂だと思う自分に、
気づいたことはあるだろうか?」
ージョージ・カーリン(アメリカのコメディアン)

これは中小企業でよくある風景でもある。

社長が、自分の能力を基準に
「こんなもの1時間もあればできるはずだ、なんでできないんだ」
と社員を責める。

漠然とした指示を与えて
「細かいところは自分で考えろ、
それくらいできるだろう?」と言う。

当たり前だけど、従業員は社長ではない。

社長とまったく同じ事ができるほどの能力があるのなら、
その従業員は会社を辞めてもっといい職場へ移るだろう。
#社長に人間的な魅力があれば別だが。

自分ができるからあなたもできる、
というわけではない。

そもそも、人の能力は、努力だけでなく
才能や運、時代の巡り合わせにも大きく左右される。

社長だって、もう一度ゼロから同じ事をやれば
成功できるかどうかは怪しいものだ。

自分を基準に物事を判断するのではなく、
目の前の従業員の「能力」を基準に考えよう。