何を言っているか、ではなく、何をしたのか

言葉だけが踊っている人。

「**を検討しています」「会社設立します」「自分の方法論をまとめます」「新事業をたちあげます」・・・中小企業診断士をしていると、いろいろな経営者、これから経営者になる人から、このような言葉を聞くことがある。

あくまで経験論だし、例外もある上での極論だと理解した上で聞いて欲しいのだが、こういう発言をする経営者と数ヶ月後に再度会って話すと、まだ何もやっていないことがほとんどだ。
なかには、SNSに投稿して友人から「いいね!」をもらっただけで満足してしまっている人さえいる。
#いいねを押した友人のなかで「あの話どうなった?」と突っ込む人はそういない。

「やる」ではなく「やった」

本当に実行力のある人は、過去形で話す。「検討が終わった」「会社設立しました」「方法論をまとめました、ここからダウンロードできます」「新事業立ち上げました。営業活動開始します」。

筆者が小学生の頃から読んでいる長編マンガ「ジョジョの奇妙な冒険」。
ギャングの兄貴分、プロシュートが部下のペッシに向かってこう言う。

「ブッ殺す」・・・そんな言葉は使う必要がねーんだ。
なぜならオレやオレたちの仲間はその言葉を頭の中に思い浮かべた時には!
実際に相手を殺っちまってもうすでに終わってるからだッ!
だから使った事がねぇーッ

「ブッ殺した」なら使ってもいいッ!

人に話して「すごいね」と言われることで、承認欲求を満たす暇があるのなら、その時間も惜しんですぐさま行動に移すのが正しい経営者の姿だと思う。

承認欲求を満たすことそれ自体が目的であるのであれば、行動に移さず「やるやる詐欺」ばかりしているのは、ある意味合理的なのではあるが。

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