販路開拓にかかる経費の3分の2、最大50万円(一定の条件を満たせば100万円)の補助が出る、通称「持続化補助金」の募集が始まりました。
中小企業庁:平成27年度補正予算小規模事業者支援パッケージ事業小規模事業者持続化補助金の公募を開始します
3月2日に太宰府市と古賀市でセミナーをやるので(発表から5日後とは、偶然とはいえいい日程を設定したもんです笑)、いまから資料を読み込みます。
その前に、注意点をいくつか。
締切は
平成28年5月13日(金)当日消印有効です。
販路開拓だけでなく、業務効率化も対象に
昨年までの持続化補助金は「販路開拓」に使えるものでした。具体例でいうと、
- 新商品を陳列するための棚の購入
- 新たな販促用チラシの作成、送付
- 新たな販促用PR(マスコミ媒体での広告、ウェブサイトでの広告)
- 新たな販促品の調達、配布
- ネット販売システムの構築(他者の運営するインターネットショッピングモールの出品・利用料等は補助対象となりません。
- 国内外の展示会、見本市への出展、商談会への参加
- 新商品の開発
- 商品パッケージ(包装)のデザイン改良(製作する場合、事業期間中にサンプルとして使用した量に限ります。)
- 新商品の開発にあたって必要な図書の購入
- 新たな販促用チラシのポスティング
- 国内外での商品PRイベントの実施
- ブランディングの専門家から新商品開発に向けた指導、助言
- (買い物弱者対策事業において)移動販売車両の導入による移動販売、出張販売
- 新商品開発に伴う成分分析の依頼
といった活動が対象になっていました。
今回は、新たに「業務効率化(生産性向上)」に関する取り組みも補助対象となります。
公募要領によれば、単に業務効率化だけではなく、「販路開拓と合わせて行う業務効率化」でなければならないようです。
具体例をあげると:
- 業務改善の専門家からの指導、助言による長時間労働の削減
- 従業員の作業導線の確保や整理スペースの導入のための店舗改装
- 新たに倉庫管理システムのソフトウェアを購入し、配送業務を効率化する
- 新たに労務管理システムのソフトウェアを購入し、人事・給与管理業務を効率化する
- 新たに POS レジソフトウェアを購入し、売上管理業務を効率化する
- 新たに経理・会計ソフトウェアを購入し、決算業務を効率化する
といった事業が対象になるようです。(あくまで、販路開拓と合わせて行う場合)
商工会エリアと商工会議所エリア
持続化補助金を申請するには、事業所所在地を管轄する商工会または商工会議所の承認(様式4の記入)をいただく必要があります。
商工会と、商工会議所はまったく別の組織です。根拠となる法律も違います。
事業を営む地域が商工会管轄なのか商工会議所管轄なのかをまずはお調べください。
福岡県は下記のように区分されています。(オレンジが商工会エリア、グレーが商工会議所エリア。紙資料をスキャンしたので見づらいです、すいません。)
福岡市内のほとんどは福岡市商工会議所の管轄ですが、早良の南部や志賀地区は商工会管轄です。
過去の市町村合併により、同一市内でも場所によって管轄が変わっている場合がありますので注意してください。
商工会エリアの方はこちらから必要書類をダウンロードください。
金融支援 | 福岡県商工会連合会 Web
商工会議所エリアの方はこちらから。
平成27年度 小規模事業者持続化補助金 :: 各種様式(書式)
書式が若干違いますので、お間違えのないように。
商工会・商工会議所に入会しないといけないの?
商工会・商工会議所の会員でない方も応募できます。
入会しないと応募できない・・ということはありません。
ただ、会費も安いですし、持続化補助金以外にも様々なメリットがありますので、これを機会に入会をお勧めします。
まずは締切の近いセミナーの資料を作ります。
その後、少しずつ追加の情報を出して行きます。