かつては「中小企業診断員」だった

事務所の近くを歩いていたら、偶然見つけた看板。

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かつて、中小企業診断士は「中小企業診断員」と呼ばれていた。

中小企業診断士 – Wikipedia

1952年(昭和27年) – 通商産業省により中小企業診断員登録制度が創設される。
1963年(昭和38年) – 中小企業指導法(現行の中小企業支援法)が制定され、国や都道府県が行う中小企業指導事業に協力する者として中小企業診断員の位置付けを法定化(第6条)。ただし、法律上はあくまでも通商産業大臣が登録を行うことのみを定めており、具体的な内容は「中小企業指導事業の実施に関する基準を定める省令(指導法基準省令)」(昭和38年通商産業省令第123号)第4条に、試験についてはさらに通商産業省告示で定める登録規則に根拠を置いていた。
1969年(昭和44年) – 中小企業診断員を中小企業診断士に改称。

昭和44年に中小企業診断士となり、試験方法などの改訂を経て現在に到る。
あらためて調べると、歴史ある資格であり、先輩方の歩みの上に自分の仕事なり信用なりがあるんだなと思う。

中小企業診断士の資格を取らずに経営コンサルタントとして独立していたらと思うとぞっとする。
資格は役に立たないと言う人は、その資格を取る能力がないか、取っても活用する能力がないかのどちらかだ。

よく引用させてもらうアイザック・ニュートンの言葉がある。
彼は1676年2月15日にロバート・フックに宛てた書簡で次のように書いている。

If I have been able to see further,it was only because I stood on the shoulders of giants.

私がさらに遠くを見ることができたとしたら、それはたんに私が巨人の肩に乗っていたからです。

巨人の肩に「乗させてもらっている」ことを忘れず、何ごとも謙虚に。

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