通勤時間で思考をまとめる

自宅から事務所まで、自転車通勤をしている。
時間としては30分くらいだろうか。往復で1時間。

通勤時間の有効利用

自宅兼事務所で勤務していた当時、通勤時間がゼロというのが嬉しかった。
外出しない日であれば服を着替える必要もない。
毎日1時間以上の時間が浮くなんて、なんて生産的なんだ!

・・・自宅兼事務所を5年ほど試したのち、結局、事務所を借りることにした。
とうぜん、通勤時間も復活した。
天気の良い日は自転車、雨の日は地下鉄で通勤している。
どちらの方法でも、片道30分前後といったところ。

アムステルダムでレンタサイクルに乗り裏道を走ったときの写真。通勤路ではない。

アムステルダムでレンタサイクルに乗り裏道を走ったときの写真。通勤路ではない。

当初は無駄な時間だと思っていた通勤時間だったけれど、復活してみれば、読書をしたり思考をまとめるのに丁度いい時間だと分かった。

使い方さえ工夫すれば、この時間は決して無駄にはならない。

特に自転車通勤をしている時は有酸素運動の効果か、様々なアイデアが浮かぶ。
しかし、自転車の運転中にスマホを取り出しメモをするのは危険だ。
よく見かけるが、片手運転でフルブレーキをして豪快に転倒した経験があれば、あのような曲芸は絶対にしないだろう(私は昔、片手運転からのフルブレーキで顔からアスファルトに落下したことがある)。

安全にメモを取る方法として、iPhoneの音声認識アシスタントである「Siri」を活用している。

運転中はBluetoothイヤフォンを片耳につけているので(音楽は聴いていない)、イヤフォンのボタンを押してSiriを呼び出し、「メモ」と言えば、音声を文字にしてメモしてくれる。

思いついたアイデアがToDo系(やるべきこと)であれば、Siriに「リマインド」と言えばタスク管理アプリのOmnifocusに登録してくれる。

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通勤時間が辛いのではなく、満員電車や渋滞が辛い

通勤時間は、仕事と家庭のメリハリをつける上での儀式としても機能するし、一日二回、30分前後の思考の整理時間を取れるという意味でも有意義だと思う。

通勤時間が辛いと思っている人は、「時間がかかること」そのものが辛いのではなく、満員電車であったり交通渋滞のなかで時間を過ごすことが辛いのだと思う。

ならば、時間をずらせばよい。

私は朝6時〜7時くらいを出勤の時間にあてており、人も車もまばら。
帰りは深夜でも無い限り、夕方から夜にかけてのどの時間帯も満遍なく込んでいるが、自転車では裏道をゆっくりと走り、ストレスのない状態で帰るようにしている。

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