具体化と抽象化の繰り返し

顧客のニーズを見極めるために、具体化(ズームイン)と、抽象化(ズームアウト)を繰り返す。

ある経営者がやってきて、従業員向けの研修をしたいと依頼をしてきたとしよう。

こちらが持っているメニューを見せて「どの研修を行いましょうか」と聞くのもいい。研修を通じてどのような成果を得たいのか、具体的に確認して最適な「研修」を提案する。

抽象化で本当のニーズを探る

抽象化というのは、「そもそもなぜ研修を行おうと思ったのか」と理由を尋ねることだ。
従業員が怠けていると感じ、研修でモチベーションを上げて欲しいという要望かもしれない。
ミスが頻発しているので、業務のやり方について指導して欲しいのかもしれない。

抽象化すれば、顧客の要望(この場合は研修)よりも「よりよい」解決策が見つかることがある。
研修ではなく、社内ルールの変更やITシステムの導入で解決出来る問題もある。

人間の心に訴えかける研修はその効果が見えづらく、時間が経つと元に戻ることもある。
筆者は社会人1年目に山奥のホテルに監禁される洗脳系の研修を受けたが、その効果は1週間も続かなかった。

人のモチベーションや善意に頼ったシステムは脆弱だ。
それよりも仕組み化を行った方が、長く安定した効果を出せるだろう。

関連記事

  1. 断定できることなんてあるのだろうか。

  2. 待ち合わせに遅れても

  3. コントロールできないことをやりがいにしない

  4. ほとんどの場合、原因は悪意ではなく能力不足(ハンロンの剃刀)

  5. リズムにのって仕事する(ポモドーロテクニック)

  6. サイコロ、ダイス

    コイン投げで決めてみる?

最近の記事

  1. 2019.08.22

    地域のお祭り
  2. 頭の中のものを外に出す
  3. 植物の成長
  4. 2019.08.15

    10年前の今日

カテゴリー

読書記録(ブクログ)