期待ではなく事実、願望ではなくデータ、信仰ではなく科学

ジェフリー・フェファー著「悪いヤツほど出世する」のイントロ部分に、こんな言葉があった。

“私はいつもこう答える──リーダーシップについてよく耳にする教えの大半は、事実ではなく期待に、データではなく願望に、科学ではなく信仰に基づいているからだ、と。”
-「悪いヤツほど出世する」より

#余談だが、彼の本は上記のものだけでなく他のものも面白いので読んでおいて損はない。

リーダーシップについての言及ではあるが、この警句は広く経営全般にも当てはまる。

事実が見えず、期待で動くことはないだろうか?
または、事実が見えているのにもかかわらず、それが自分の望むものではないために目をふさぐことは?

データを調査もせずに「こうなって欲しい」という願望で重要な意思決定をしてしまうことはないか?
逆に、調査したデータよりも願望を優先してしまうことは?

「きっと上手くいく」「努力すれば報われる」「思考は現実化する」といった信仰に囚われ、科学をないがしろにしていないか?

経営には運やタイミングの要素もある。
期待や願望、信仰で上手くいくこともあるだろう。
しかし、事実、データ、科学に依拠した方が成功の確率は高まる。
何より、失敗の確率を減らすことができる。

期待ではなく事実を見据える。
願望ではなくデータを解析する。
信仰に頼るのではなく、科学のルールに従う。

楽な方法ではないけれど、意思決定の際には頭の片隅においておいた方がよい。

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