「テキサスの狙撃兵」成功事例のみを声高に話す

「テキサスの狙撃兵」という話がある。

狙撃兵が銃弾を撃つ。
50発撃って、うち5発が的に当たった。

狙撃兵は的に歩み寄り、
的に当たった5発だけに印を付けて
「百発百中だ!すごいだろう」
と、自慢してみせる。

なぜテキサスなのかはわからない。
(たぶんアメリカンジョークなのだろう)

周りにもいる「テキサスの狙撃兵」

この話だけ聞けば笑い話だけど、
現実には似たような話はいっぱいある。

成功事例だけを語る経営者やコンサルタントは、
テキサスの狙撃兵と同じ事を
しているのかもしれない。

自社製品の悪いところを
顧客に伝えない営業もしかりだ。

強みと弱みをセットで話す

テキサスの狙撃兵のトリックは、
実際に仕事をさせてみれば簡単にバレてしまう。
#だって、的にほとんど当たらないのだから

なのでクライアントには
「金融機関や取引先に自社の強みを話す際には、
併せてどこが弱みかも話してください。」
といつも言っている。

良いところをアピールするだけではなく、
悪いところも(少しだけ)話す。
ただし、悪いところは今後
どう改善していくかもセットで。

関連記事

  1. 間違った道、方向

    「あいつはおかしい」〜愚かしい人バイアス

  2. 期待ではなく事実、願望ではなくデータ、信仰ではなく科学

  3. いまこの瞬間に、できること

  4. 文化祭の前日メソッド(忙しいときの考え方)

  5. 文章にした時点でこぼれるもの

  6. ドミノ

    同意反復(トートロジー)に注意

最近の記事

  1. 2024.03.28

    勉強グセ

読書記録(ブクログ)