「テキサスの狙撃兵」という話がある。
狙撃兵が銃弾を撃つ。
50発撃って、うち5発が的に当たった。
狙撃兵は的に歩み寄り、
的に当たった5発だけに印を付けて
「百発百中だ!すごいだろう」
と、自慢してみせる。
なぜテキサスなのかはわからない。
(たぶんアメリカンジョークなのだろう)
周りにもいる「テキサスの狙撃兵」
この話だけ聞けば笑い話だけど、
現実には似たような話はいっぱいある。
成功事例だけを語る経営者やコンサルタントは、
テキサスの狙撃兵と同じ事を
しているのかもしれない。
自社製品の悪いところを
顧客に伝えない営業もしかりだ。
強みと弱みをセットで話す
テキサスの狙撃兵のトリックは、
実際に仕事をさせてみれば簡単にバレてしまう。
#だって、的にほとんど当たらないのだから
なのでクライアントには
「金融機関や取引先に自社の強みを話す際には、
併せてどこが弱みかも話してください。」
といつも言っている。
良いところをアピールするだけではなく、
悪いところも(少しだけ)話す。
ただし、悪いところは今後
どう改善していくかもセットで。