リンダはどんな人?〜代表性ヒューリスティクスの罠

【例題】

リンダは31歳で独身、聡明で弁が立つ。
大学では哲学を専攻していた。

差別問題や社会正義に強い関心を持ち、週末は原発反対デモに参加する。

【質問】

リンダは下記の選択肢のどちらである可能性が高いか選べ。

1.リンダは銀行員。
2.リンダは銀行員で、フェミニストでもある。

【回答】

心理学の実験によると、「2」だと回答する人が多いそうだ。
しかし正解は「1」。
リンダが銀行員でかつフェミニスト「ではない」場合を考えてみればわかる。
また、紙に図を書いて考えると一目瞭然だ。

スクリーンショット 2015-12-02 11.28.57

これは「リンダ問題」として有名なものだ。
人間は確率を考えるのが苦手であり、つい目立つキーワードや印象に引きずられてしまうことがわかる。
(専門的には「代表性ヒューリスティクス」と呼ばれている)

社員の採用、協力企業の選定・・あなたは、目立つキーワードに引きずられて、正しい判断をしていないかもしれない。

ビジネスに直観は大事だし、それを否定している訳ではない。
これは直観が「間違っている」例で、正しい直観ならそれは経営に取り入れるべきだ。(正しい直観とは?については、いずれ語る)

この話に頼らず、経営に関する意思決定を行う際、冷静に確率で考えてみることを忘れないようにしたい。

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