(前回のつづき)
問題と解決策を単純化すると
問題が発生する背景には、何らかの目的とそのために必要な行動があるはずだ。
行動が、問題を引き起こし、解決策の実施により解決する。
少し単純化しすぎかもしれないが、下図のような構成になっているといえる。
6つの問題解決手法
問題解決の手法は大きく6つに分けられる。
- 行動の変更
- 手順の変更
- 道具の変更
- 確認作業の追加
- 復旧体制の追加
- 目的そのものの変更
順番に見ていこう。
1.行動の変更
まずは行動の変更だ。
その行動自体を「辞める」もしくは「他の行動に変える」ことを検討する。
問題の発生しやすい行動を廃止して、別の、問題が発生しにくい方法に置きかえる。
たとえば郵便物に切手を貼り忘れたり料金を間違えることが続くのであれば、料金後納郵便の利用を検討するなどだ。
2.手順の変更
手順を変更するという方法もある。
問題の発生する行動を見直し、ミスが発生しにくいものに置きかえる。
ファックスでの誤送信が問題になるとしたら、電話番号を手入力で送信できないようにし、予め電話帳に登録された番号にのみ送信できるよう手順を改めるという方法が「手順の変更」にあたる。
(つづく)