インポスター症候群(自分は詐欺師なのではないか)

仮面で握手

自分は過大評価されている、本当の自分は周囲が思っているような人間では無い。
そう思ったことはないだろうか?

自分は詐欺師で、周囲を騙している。
騙すのがうまいから過大評価されているだけで、
いずれこのウソはばれ、零落してしまう。

そういう強迫観念に駆られることを、心理学で「インポスター(詐欺師)症候群」と言うそうだ。

複雑な現代社会を生き抜くためには、多かれすくなかれ自分を「盛って」見せたり、多少のウソをつくことも必要になるだろう。
英語で「White Lie」というが、良いウソもある。
余命1ヶ月の病人を前に「大丈夫だよ、3ヶ月後にはピンピンしているよ」と話すのは、ウソかも知れないが、良いウソだ。

自分が詐欺師だ、周囲はうまくだまされているだけだ、いずれウソがばれ、今の立ち位置から引きずり下ろされてしまうと怯えれば、その分目の前にある仕事のパフォーマンスは落ちるだろう。
「自己成就的予言」という奴だ。自分で詐欺師だと思い込みすぎれば、仕事ができなくなり、本当に詐欺師になってしまう。

考え方を変えよう。詐欺師はあなただけではない。
人は多かれ少なかれ詐欺師であり、自分を有利にするために何らかのウソをついたことがあるものだ。
いや違う、自分はウソをついたことが無い、と言う人は、余命幾ばくも無い友人に向かって真実を告げられるのだろうか?

自分だけが詐欺師(インポスター)ではないと思えば、インポスター症候群から抜け出すことができる。
それに、仮に周囲を騙しているとしても、最後まで、死の床まで騙し続けることができれば、それは真実と何ら変わりが無い。

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