無理に天国を作ろうとすると、たいてい地獄ができあがる

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無理に天国を作ろうとすると、たいてい地獄ができあがる

平等な社会を作るという崇高な理想のもとに、虐殺や思想の弾圧を生んだ共産主義国家を想像してもらうといいでしょう。
北朝鮮はかつて「地上の天国」と言われていたそうです。
いまEUは現在進行形で「無理に天国」を作ろうとしているようにも見えます。

天国というものがあると仮定すれば、きっと素晴らしいところなのでしょう。
しかし、そこはいわば「神様という独裁者が全てを決める」場所です。
神様と意見の合わない人が居たとしたら、天国はきっと彼には「地獄」に見えるのではないでしょうか?

企業経営でもそうです。
経営者が自分の理想を実現するために、厳しく社員を統制したとします。
彼は善意からやっていたとしても、結果として完成する企業なり社風は、経営者と異なる意見を許さない「独裁国家」の様相を呈するでしょう。

経営者は「天国」を作ったと思っている。
しかし、従業員や取引先は「地獄」がそこにあると思う。

従業員の認識のズレ、価値観の違いなどを完全に統一することはできません。
無理にやろうとすれば、それはまさに共産主義国家です。

ある程度の「ズレ」や「遊び」を許容し、従業員の多様な意見を尊重する組織なりシステムを構築する。
経営者が作るべきなのは、矛盾や理不尽を抱え込んだまま試行錯誤で前へ進む、天国でも地獄でもない現世の企業です。

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