(前回の続き)
心理学のビッグファイブ(特性5因子論)
心理学の一説によれば、人間の性格は5つの特性を組み合わせることで表現できるそうだ。
その5つの特性をビッグファイブ(特性5因子)と呼んでいる。
- 協調性(共感や優しさ、利他の心)
- 誠実さ(自己のコントロール、きまじめさ、責任感)
- 外向性(社交性、活動の多さ、積極性)
- 神経症的傾向(刺激やストレスに対する敏感さ、不安・緊張の強さ)
- 経験への開放性(知的好奇心の強さ、創造力、適応力)
ワイズマンによれば、これら5つの因子のうち、1.協調性と2.誠実さは、運のよさとは関係がない。
つまり、協調性があっても、誠実であっても運は良くならないということだ。
残りの3項目、3.外向性、4.神経症的傾向、5.経験への開放性が、運がよくなるのか、それとも悪くなるかを決定する要素となる。
(つづく)