物事を正しく見つめることは大事だ。
ポジティブすぎても、ネガティブすぎても
物事を見誤ってしまう。
特にやっかいなのはネガティブ(否定的)な
考え方だろう。
熟慮した結果の否定的な思考なら問題ないのだが、
非合理な考え方ならそれは見直すべきだ。
たとえばこのようなもの。
- 悲観的予測
根拠がないのにも関わらず悲観的に考える。
家族から電話があれば「親族が死んだに違いない」と思う。
上司から呼ばれれば「きっとリストラだ」と考えてしまう。 - 心の読み過ぎ
他人の心を過剰に推測してしまう。
「Aさんから連絡がない、きっと
自分を困らせようとしているのだ」と、
本人に聞いてもいないのに勝手に想像し腹を立てる。 - 自己関連付け
根拠なしに自分と関連付けて考える。
相手がこっちを見て微笑みながら誰かと
しゃべっていれば、「私の悪口を言っているのだ」
と邪推してしまう。 - 過度の一般化
一部の体験をまるでいつもあることのように一般化する。
たった一度の仕事のミスで「自分は無能だ」「一生このような人生だ」
「どこにいってもこの調子だ」と落ち込んでしまう。 - 選択的抽出
ものごとの悪い面だけを見る。
良い面も悪い面もあるのに、悪い面だけを強調する。 - 過大評価と過小評価
否定的なことは過大に、肯定的なことは過小に評価する。
相手に褒められているのに「それほどでもない」、
相手に叱られたら「まったくその通りだ、自分はダメだ」
と解釈する。
特に疲れているときに、
このような否定的な思考が
現れてくるのでご注意。