他者との「認識のずれ」は、一生埋まることはない。
話し言葉でも文字でも、どれだけ細かく、具体的に説明したところでその解釈は人により変わる。
「わかった」と相手がそう言ったとしても、その人が自分と同じレベルで「わかって」いるかどうかを確かめる術はない。
「そんなつもりじゃなかったのに・・」は日常茶飯事だ。
(確認テストでもすれば話は別かもだが・・・・)
メンバー間での完全な同期が不可能だとすれば、必要なのは、不可能なことを追い求める行為ではなく、ずれを許容し、多少ずれたとしても機能する行動なり計画だろう。
メンバー相互の認識が異なっていても、全体としてはうまく回る。認識がピッタリ合っていることを前提にしない。
そして認識がずれていることに気づいてもそれに目くじらを立てず、ずれがあれば早めに修正はするものの、完全なる同期は期待しない。
そんな組織がいいなと思っている。