人が行動する動機は三つある。
「快楽」か、「意味」か、それとも「没頭」かだ。
快楽
これが一番わかりやすい。
その行動を取れば「気持ちがよい」のであれば、人は動く。
何を気持ちよいと感じるかは人それぞれだろう。
意味
その行動に何らかの「意味」があるとすれば、
その際も人は動く。
経営理念の意義は、日々の仕事に「意味」を持たせることだと思う。
没頭
気持ちよくなくても、意味がなくても、
その行為自体に「没頭」することができれば、
やはり人は動く。
もっとも、没頭することが快楽に繋がるケースも
あるので、そのあたりの境界は曖昧だが。
「快楽」「意味」「没頭」から自社の商品・サービスを分析する
この3つの組みあわせで人が動くとすれば、
ビジネスのなかでどれをどんな割合で組み合わせるか?
がポイントとなる。
顧客だけでなく、従業員にも同じ事が言える。
顧客に提供しようとしているのは、「快楽」なのか、
「意味」なのか、それとも「没頭」なのか?
基本、商品・サービスの機能による「快楽」を提供している。
しかしブランドや社会的価値などで「意味」を付与できるし、
商品・サービスのファンとなって「没頭」するための
仕掛けも作ることができるだろう。
この3つの視点から、自社の商品・サービスを見直してみるのも面白い。