どうやら、嘘を見破ることはできないようだ。

相手のいうことが本当か嘘かを
見抜こうとしても、
それが当たる確率は、
根拠のない推測とあまり
変わらないことが、
たびたび証明されている。

ー人の心は読めるか?本音と誤解の心理学より

同書籍によれば、
本当と嘘を見分ける確率は、
あてずっぽうに選んだときと
あまり変わらない。

ある研究グループが、
本心と嘘を見分ける
能力に関する様々な調査を、
何十年分も遡って精査した結果、
嘘を見分ける能力は、コイントスよりも
数%正答率が高いだけであることがわかった。

真実と嘘を見分ける能力の
正答率は54%だったが、
当てずっぽうの推測が当たる
確率も、50%なのだ

ー同上

これでは、嘘を見分けることなんて
不可能だ。コイントスで決めるのと
あまり変わらないような確率のもので
何かを判断することはできない。

それはきっと勘違いだ

「私は嘘を見破ることができる!」と
豪語する人は、コイントスで物事を決めれば
100%正解できると言っているに等しい。

一般的に人間は、自分の推測が当たったときの
ことは強く印象に残り、
外れたときのことはきれいさっぱり忘れてしまう
という傾向があることが知られている。

「嘘を(たまたま)見破ったときのこと」
が強く印象に残った結果、
「自分は嘘を見破ることができる」
と勘違いをしてしまったのだろう。

こんな人ほど、詐欺師に簡単に騙されてしまう。

ではどうすれば? > 事実で検証する

嘘を見抜けないのなら、検証するしかない。
相手の言っていることは他の人も同意見なのか、
証明する事実はあるのか、科学的な裏付けは、
論理的に納得できるものか・・・・・

どんなに誠実そうな外観でも、
嘘をいかにもつきそうな相手でも、
その人の話していることが真実か嘘かは
わからないのだ。

「その人の言っていることではなく、
やっていることを見よ」

「言うは易く行うは難し」

どうやら、昔の人も「嘘は見抜けない」ことを理解していたようだ。