「アイデアは移動距離に比例する」高城剛トークライブで学んだこと

9/20 18:30- アクロス福岡円形ホールで開催された、「高城剛トークライブ ”二十一世紀の生き方” 」に参加してきたので、記憶とメモから私が重要と考えた箇所と感想などを。

緑色のコカコーラ

南米でヒットしている新商品「コカコーラ・ライフ」(なんとパッケージが緑色!)の説明をした後に、いくら情報として理解しても、コカコーラ・ライフの味はわからない、実体験が重要。情報時代であり、情報はいくらでも手に入るが、情報が増えれば増えるほど、体験したこと、リアルワールドを理解している人が強くなる、という話。

Coca Cola Life

グーグルで検索すれば、世界のあらゆることが一瞬でわかった気になる。でも、本当に大事なことはインターネットに書いていない。現場に行かないとわからないことはたくさんある。

現場に全てがある訳ではないのが難しいところで、その境界に位置するのがコンサルタントかなと思っています。知識なら学者に負けますし、現場経験ならクライアントに負けますからね。

 

国家破綻目前のアルゼンチンで起きていること

アルゼンチンはインフレが加速し(政府発表は12%、IMFは20%と想定)、国家破綻が間近に迫っている。

仕事のない若者たちの中には、平日は都市近郊の農場で働き美味しい野菜を作り、週末は都会で遊んだり、サービスの提供を受けるといったライフスタイル(タウン&カントリー、都市と田舎を往復する生活)が人気になっている。

ちなみに、ソ連が崩壊する際にも同様の現象が見られた。タウン&カントリーは、国家崩壊時に典型的に見られるスタイルなのかもしれない。

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日本が仮に国家破綻目前となった場合、この国でも「タウン&カントリー」が流行するかもしれません。その時は、都市がコンパクトで自然が近い福岡という場所は有利ですね。

 

誰もがジェットセッター

観光業は21世紀最大の産業になる。そして、21世紀は誰もがジェットセッターになる。近距離でも遠距離でもいい。移動しながら暮らす民族(グループ?)が生まれる。

良いアイデアは移動することで、新しいものや異なるものを見ることで産まれる。アイデア(の質、量)は移動距離に比例すると思う。

これは条件付き賛成です。場所や時間に縛られる仕事はこれからも無くならないし、人間の本能に根ざした「縄張り意識」のようなものは残り続けるでしょうから。ただ、高城氏のように自由に移動しても仕事に困らないような人達は今後増加していくと思います。私もノートパソコンとインターネット回線があればどこでも仕事ができますしね。

高城氏は誰もが認める「ノマド」だと思いますが、1時間以上に及ぶ講演の中でノマドという言葉を一回も使いませんでした。いまや「カフェでノートパソコン開いて仕事をすること」と矮小化されてしまった「ノマド」というキーワードを使うのを嫌がったのだろうか・・・・

 

20世紀のイノベーション

ライト兄弟が初めての有人飛行に成功してから60年後には人類は宇宙遊泳していた、20世紀には恐ろしいスピードで科学が発展した。
いろいろなイノベーションが起きた。発明されたものを新しい方法で使いこなすことでイノべーションが連鎖していく。

21世紀は世の中がもっと進歩する、想像もできない100年になる。
5年前はスマートフォンなんて誰も使っていなかった。今、僕らは未来に生きている。

 

これからの時代に身につけるべき二つのスキル

    1. デジタルリテラシーデジタルに詳しくなっておく、デジタルとは簡単に言えば「数値化すること」。デジタルリテラシーに詳しくなると、新しいビジネスを興すチャンスが増える。それに、何かを作って伝えるときにデジタルを知らない人より有利になる。

      デジタルによって、お金がなくても、中小企業や一個人がモノを言える時代がやってきた。

 

    1. 英語共通言語としての英語(ESL=English as Second Language)を学ぶべき。

      オンラインでの英会話学習も進化していて、毎日数百円で25分程度のレッスンをSkype等のIP電話ソフトで受講できる。マンツーマンレッスン。

      3ヶ月も学べば、旅行に行くのに困らないほどの英語力が身につける。

      フィリピンへの英会話留学がお勧め。月10万円で宿泊、食事がついて一ヶ月英語学習ができる。

 

作ることと伝える事

c-and-c

 

これからは、良い製品・サービスを作るだけでなく、その製品・サービスの良さを「伝える」ことの重要性、比重が高まっている。

作り手と顧客が、1対1できちんと対峙し、しっかりと伝えることが大事。インターネットによってそれが可能になった。

好むと好まざるに係わらず、われわれはグローバルの一員になる。ただし、世界はただフラットになる訳ではない、多様化する。日本人であり、世界市民であるという二面性。民族のアイデンティティは以前にも増して重要になる。

良い物を作っているのに売れない、という中小企業の悩みはいままでたくさん聴いてきました。「伝える」ことは未だに軽視されています。中小企業が持つ良い製品、サービスをきちんと「伝える」ための手助け、それも私の役割だなーと思いながらメモを取ってました。

 

フラットかつ多様化する世界で生き残る(サヴァイヴ)ために

テーマは「デュアルライフ」。二つのことを同時にする。都市と田舎に住む、二つのまったく異なる仕事をするなど。一つの仕事・場所に限定された生活は、リスクに対処できない。
小さくてもいいから、オルタナティブな可能性を見いだしておくこと。

      1. 水、食料の確保地球上にある飲める水は全体の3%、そのうち40%はアルゼンチンとブラジルに存在する。

        人間に取って本当にいい水、食べ物は何かをしっかりと考える。

      2. エネルギーの確保
        太陽電池からでいいので、エネルギーを生み出すことの大変さを体感して欲しい。私は、自転車の回転を電力に変換する機械を購入しました(笑)USBで給電できるので、iPhoneやその他の電子機器も大概OKです。

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      3. デジタルと英語を駆使して外交(コミュニケート)する
        海外とのコミュニケーションを通じて新しいものを生み出す。
      4. 娯楽。楽しむ受け身の娯楽ではなく、自分で創り出す娯楽、夢中になれるものを見つける。

人生とは、自分の創造である

最後に、ジョージ・バーナード・ショーの名言を引用して講演は終了しました。

Life isn’t about finding yourself. life is about creating yourself.
人生は自分探しではない。自分を創造すること、それが人生だ。

ここに居ない本当の自分を探すのではなく、いまこの場所に居る自分から初めて、自分自身を創造していくこと。
自分の今後の生き方、仕事のやり方を考える上でも示唆に富んだ、あっという間の一時間でした。高城さん、ありがとうございました!

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