失敗が許されない作業については
チェック担当を二名にする、
いわゆるダブルチェック体制が
取られることがある。
二名でチェックすれば間違いない、
と思われるかもしれないが、
その効果は単純に1+1=2には
ならないことが知られている。
社会手抜きの罠
綱引きをしているとき、
ほとんどの人は全力を
出していないそうだ。
充分な人数がいれば、
「自分が手を抜いても結果は変わらない」
と考え、手を抜くのだろう。
これは企業や社会でも広く見られ、
「社会的手抜き」「リンゲルマン効果」と呼ばれている。
もちろん、ダブルチェックも例外ではない。
もう一人チェック担当が居ると思えば、
自分のチェックがおざなりでも構わないだろう・・
と思ってしまわないだろうか?
異なる業務の人間でチェックさせる
ダブルチェックをする場合、担当者は、
できれば異なる部署の人間が良い。
同じ様な業務をやっている
同じ部署の人間であれば、
考え方が似通っているために
間違うところも同じになる
可能性が高いからだ。
当社のコンサル先には、
ダブルチェックよりも
「ペアチェック」を勧めている。
詳細は次回のブログで。
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