来月から令和元年。予測と慣れと文句と

新年、鶴、富士山

新元号「令和」が発表になりましたね。

4月1日は打合せと移動ばかりで、
官房長官の記者会見はファーストフード店で、
日経の動画配信を使って見ていました。

予測できるものとそうでないもの

この数か月、ネットでは新元号の予想が飛び交っていました。
「安」だの「永」だの、まあ予想を楽しむ分には構わないのですが、
これは予測でどうなるという分野ではありません。

新元号は、複数の学者に依頼した案のなかから一つに決めると
いうプロセスだそうです。
どの学者に依頼したのかもわからず、
学者がどの単語を選択するかも、
また有識者からなる委員会は候補のなかからどの元号を選ぶかも、
ランダムな要素が強すぎて予測できるものではないでしょう。

だからこそ、的中させた人はすごいなとは思います。
でもそれは宝くじに当たったようなもの。

経営において、宝くじを狙うような戦略は取れません。
予測できるものは分析し予測の確度をあげる。
そうでないものは無駄な予測などせず、
どんな事態にも柔軟に対応できる体制を取る、
という使い分けが必要です。

慣れの効果

まだ「令和」といわれてもピンと来ません。
ただこれは慣れの問題で、思えば平成という元号を
最初に聞いた時もそうだったと思います。

当社の屋号「フロウシンク」も、設立当初は何か気恥ずかしい思いがしたものです。
いまでは慣れてしまい普通に使いますが、最初の頃は
「自分で造語してそれを名乗るなのて、中二病みたいだな」と
思っていました。

心理学では「単純接触効果(ザイアンス効果)」と言われますが、
同じ物事に何回も接触することで、その物事に好意や親近感を持ちやすくなることが知られています。
#営業が足繁く通う意味がここにあります。

いずれこの新しい元号にも慣れるのでしょう。

何にでも文句は言える

令和という新たな元号に何かとケチをつける人もいました。
いわく、堅い、命令を想起させる、万葉集からというが元ネタは四書五経だ・・・・

名著「ウェブはバカと暇人のもの」で有名な中川淳一郎氏が、
新元号に文句をつけることを皮肉たっぷりにブログに書いています。

何にでも文句は言えます。でも、文句を言う意味があるのは、
その対象が文句を言うことで廃止できたり、改善される場合だけです。

他に意味があるとしたら、愚痴によるストレスの発散でしょうか。
今回元号に文句を言っている人達は、もしかしたらなにがしかの
ストレスの発散をしているのかもしれません。

文句を言ったから元号が変わるわけがなく、また今後一般市民が
元号の選定に関わることができるようになることも(おそらく)ないでしょう。

であれば、重箱の隅をつつくようなケチを付けるよりは、新しい元号ができたことを喜び、
これを契機にこの国が少しでも良くなっていくことを祈った方がよいように思います。
もちろん祈るだけでなく、行動もしなければなりませんが。

令和元年に事業の飛躍を期する

私は昭和生まれで、中学生のころに平成を迎え、
人生も後半となる40代に令和という新しい元号が始まります。

今日は昨日の結果であり、明日は今日の結果です。
年号が変わったからといって自分の生活がなにか大きく変わる訳ではありません。
ただ、新鮮な気持ちなのは事実です。そして気持ちの変化が現実に良い影響を与えることはあり得る。

令和元年を、当社の事業を飛躍させるひとつのきっかけとできればと思っています。

そういえば、今年の決算書は、「令和元年度」となるわけですね。
できれば増収増益としたいものです。

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