経営者なので、労働時間で管理されてはいない。
一月間仕事を全くしなくても、一度も出勤しなくても、給料(役員報酬)は支払われる。
労働時間を記録するのはもうかなり昔に辞めた。意味がないからだ。
・・・では、短時間しか働いていないかというと違う。おそらく、うちの会社で一番長時間働いているのは私だと思う。
(社員が残業時間を正確に申告していれば、だ。正しく申告するように毎回伝えている。無償労働させる会社の社長なんてやりたくない)
数ヶ月前、ふと気まぐれに、はて、自分は月に何時間労働しているのだろう?と思い、計算をしてみた。
スマホアプリで会社にいる時間がわかるので、それをベースに出張などの移動時間を追加、簡単に計算をした。
月額の役員報酬を労働時間で割ると、「え、私の時給、これだけ!」という数字だった。夜間のアルバイトよりは多いのだけれど、課せられた責任を考えれば、あまりにも少ない時給。
給料を上げても、使い道が思いつかない。労働時間を少なくするしかないが、その見込みはない。
計算はもうしないでおこう。やっても悲しくなるだけだということがよくわかった。
もう8年くらい前から、いずれは社員に仕事を全部任せて、私はプールサイドでトロピカルジュースを飲み続けるだけになると吹聴してきたのだが、そうこうしているうちに甘いジュースを医者に止められるような年齢になってしまいそうだ。