「横領が可能な環境」の責任

財布を盗む、スリ

大阪の「スマート弁護士法人」に破産決定、負債6800万円 国内倒産 – 不景気.com
https://www.fukeiki.com/2025/02/smart-law.html

記事によれば、従業員の使い込みが原因だとか。怖い。

思うのは、従業員がどれだけ信用のおける、誠実な人だったとしても、その家族や恋人、親友といった従業員の関係者全てが誠実だとは限らないと言うこと。人間は弱い。大事な人が困っているのなら、その人を助けるために道を外れてしまうことはありうる。ギャンブルや恋愛にハマり、我を失うこともありうる。これは自分にだって言えることだ。

お金の管理を個人に任せてはいけない。必ず複数人もしくは何らかのシステムによるチェック体制が必要だ。とはいえ、そういった仕組みづくりは面倒だ。「信頼できる人格者」が近くにいるのなら、彼・彼女に全てを任せたくなる気持ちはわかる。

横領はもちろん悪いことだけれど、横領が可能な環境を作ってしまった会社にも少しの責任はあると、少なくとも自分はそう思う。誰にだって「魔がさす」瞬間はある。その時に、悪事ができる環境があれば、誘惑に勝てるかどうか、わからない。

社員の横領で取り返しのつかないダメージを受けた会社をいくつか知っている。もちろん潰れた会社もある。

人は悪いわけではない、ただ弱いだけだ。

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